補助金
2018年12月21日 に、中小企業庁より2019年のIT導入補助金に関する情報が公表されました。IT導入補助金は、毎年内容が変更されている制度ですが、そもそもIT導入補助金とはどのような制度か知っていますか? 今回は、2019年度の公募前に、IT導入補助金の補助内容と、昨年度との変更点についてご紹介します。 2019年度の公募期間はまだ公表されていませんが、例年通りであれば、今回も春頃に募集が開始されることが予測されますので、IT導入補助金の導入を検討している方は予め準備しておきましょう!
IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者等を対象に、自社の経営課題に応じたITツール(ソフトウェア、クラウドサービス等)を導入するための経費の一部を補助する事で生産性向上(業務効率のアップや売上アップ)を支援する制度となります。 IT導入支援事業事務局では、生産性向上とは具体的に下記のように定義しています。
基本的には日本の中小企業・小規模事業者となります。 ※詳しくは事務局が公開している「公募要領」をご覧ください。
事務局に登録、公開されているITツールが対象で、例えば下記のようなITツールが該当します。 ・日々の経理を効率化する会計ソフト ・顧客情報等を一元管理するクラウドシステム ・職員間のコミュニケーション・システム ・飲食店のセルフオーダーシステム 対象になる具体的なITツールは、事務局ページの「IT導入支援事業者・コンソーシアム検索」から確認することができます。 検索条件で、「エリア」「取扱業種」「事業計画策定のサポート有無」「セキュリティ認証の有無」等を選択して確認することができます。 しかし、検索すると相当数のIT導入支援事業者が出てくるため、実際には自社の経営課題からITツールの候補を選定して、それが対象かどうかを確認するのが良いでしょう。
現時点で、全ての要項が公開されていませんが、大きな変更は、補助金上限と補助金の予定件数です。
2018年度の上限は500,000円でしたが、2019年度はなんと4,500,000円という過去最大の金額となっており、大規模なITツールの導入を検討している企業にとっては嬉しい変更点となっています。ただし補助金予定件数が、135,000件から6,000件と大幅に減少しており、2018年度に比べて審査が厳しくなることが想定されます。
2019年度 | 2018年度 | |
---|---|---|
補助対象経費 | ソフトウェア、クラウド利用費、専門家経費等 | ソフトウエア、クラウド利用費、導入関連経費等 |
補助上限額・下限額 | 上限額:4,500,000 円 下限額:400,000 円 |
上限額:500,000 円 下限額:150,000 円 |
補助率 | 1/2 | 1/2 |
補助金予定件数 | 約6,000件 | 約135,000件 |
ITツールや、国の補助金申請等の手続に詳しくない方にも、本事業で登録されたIT導入支援事業者が、ITツールの説明、申請・導入・運用方法等のサポートを行います。
弊社も、このIT導入支援事業者に毎年選ばれ続けており、補助金に関するご相談も、中小企業診断士が無料で承っております。
また、弊社が提供している小規模企業・中小企業向け基幹業務管理システム(ERP)のFVP(フロントビジョンプランナー)も、補助金対象となるITツールとして登録予定となっています。
FVP(フロントビジョンプランナー)は、企業の経営資源である、人、物、金、情報を一元管理できる基幹業務管理システム(ERP)です。 具体的には、財務会計、経費管理、販売管理、プロジェクト管理等、これまでバラバラで管理していたものを一元管理することによって、基幹業務の効率化や、経営の意思決定速度を速めることが可能です。
IT導入補助金の限度額は、毎年金額に変動があり、今年度は昨年度よりも補助上限金額が高くなっています。そのため、ITツールの導入を検討している企業の方にとっては、大きな追い風になることでしょう。
ただし、審査は厳しくなる想定されますので、IT導入補助金の導入を検討してる方は、予め専門家に相談することをオススメします。
弊社では、IT導入補助金に関するご相談を、中小企業診断士が無料で承っております。
IT導入補助金に関するお悩みが疑問がありましたら、お気軽にご相談ください。