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中小企業によるIT投資の効果を独自に考察します

執筆者 黒川貴弘 黒川 貴弘
合同会社フロントビジョンコンサルティング 業務執行役員
神奈川大学非常勤講師、千葉商科大学非常勤講師、LEC東京リーガルマインド講師
中小企業診断士

ITを活用したいと思う会社は多いです。

業務効率でも顧客満足でも今より高めるためには、
ITの活用というのが選択肢の1つにあるはずです。


IT投資対効果の最大化する方法

しかし、ITを活用するためにはそれなりのコストがかかります。


大切なのは、かけたコスト以上の効果がでること。


つまり投資対リターンが成立することです。


その実態について検証していきます。


資料の出典は、2016年度版中小企業白書です。


1.IT投資と利益率の関連

下のグラフは、IT投資している企業・してない企業の売上高の差と、利益率の差です。


IT投資している企業の方がすべての業種で高いことがわかります。


IT投資している企業・してない企業の違い

これをIT投資による効果かどうかを確認するために、以下のグラフを見てください。


IT導入前後で利益率を比較しても、IT導入後に利益率が増えていることがわかります。


IT導入効果の証明

確実に、IT投資が経営に対しての良い効果を及ぼしていることがわかります。


2.クラウドコンピューティングの利用状況

ITといってもさまざまありますが、 現代の流行はなんといってもインターネットがあればどこでも使えるクラウドコンピューティングでしょう。


以下がクラウドコンピューティングの利用状況です。


クラウドコンピューティングの利用状況

クラウドコンピューティングのメリットは以下のとおりです。


クラウドコンピューティングのメリット

短期導入・低コストが圧倒的なメリットですね。


3.具体的なIT投資の効果

高収益企業と低収益企業で効果の違いを比較してみます。


基幹業務でのIT活用効果

高収益企業が感じている効果は、「業務プロセス合理化・意思決定の迅速化」など 低収益企業とは違いがでており、より多くの効果を実感しているようです。


ここには、IT投資した後のITを活用しようとするモチベーションや仕組化により 差が出ていると考えられます。


4.まとめ

IT投資は、中小企業にとっても効果は大きいものとなります。


その効果をしっかり出すためには、どのような目的で導入するかを明確にして、 主体的な取り組みの中で結果に結びつけないといけません。


高収益企業の投資を参考にしながら、実施されるといいでしょう。




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