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財務会計 財務諸表から読み取ろう!(3)キャッシュフロー計算書⑧

執筆者 森田昇 あさみコンサルティング 代表  森田 昇
中小企業診断士、情報セキュリティスペシャリスト。
長年のシステムエンジニアとしてのITキャリアと、数多くの転職経験を強みに
IT経営・人事コンサルティング業務や研修講師独立。
趣味はプロレス、競馬、AKBグループの生観戦。

1.不採算事業はどうするか悩みどころ

キャッシュフロー

はい!
「IT目線で企業改革」を標榜する中小企業診断士、今日はわたしに恋して!・森田昇です。はい、みなるんです。
コロコロしているとか、首がないとか、その体型を弄られることが多いですがとってもかわいい名古屋は栄のメンバーですね。
ファンの列で栄の周りに車の渋滞を引き起こすほど、もうすっかり名古屋に馴染んでいますが、元は本店のキャプテン格ですものね。

チームリーダーとしても後輩を引っ張るその姿は本当に頼もしく、できる限り長く在籍してほしいなぁ。
去年のラスト総選挙発言でビビりましたが、撤回してくれて本当に良かった良かった。ファンにプラスとなることはじゃんじゃん前言撤回してください。ペナントレースの例もありますから、吐いたつばを飲み込むのもアリなのです。もちろん吐かないのが一番…でもないか。
ファンをドキッとさせる発言も、結果的に幸せとなるのなら大歓迎なのです。

そう、幸せになる見込みがあるのなら、マイナスの施策でも肯定されるべきなのです。
みなるんがキャプテンだった初代本店チーム4もそうでしたね。
メンバーがなかなか16人揃わず人気も上がらず、結成1年余りで解散の憂き目に遭うこととなり。
所属メンバーはばらばらに他のチームへ移籍・再編され、再びチーム4が当時の研究生を中心に結成されるまでしばらくかかりました。
でも結果的に良かったと思うのですよね、メンバー個々の成長も促されたし、その後の2代目チーム4のブレイクもありましたし。
分野は異なれ企業組織にとっても、アイドルにとっての解散からの新生と同様もしくはそれ以上に、不採算事業の整理には思い切った施策が必要となるかもしれないのです。

ということで、BtoB業態の中小企業の経営者層が不採算事業の整理をするときに役立つキャッシュフロー計算書のコンテンツを数多くご提供していこうと思います。あ、不採算事業の整理といいますと、売却とか解散とかって後ろ向きな施策を考えがちですが、あえて超優良な採算事業を売却して資金を作り、不採算事業を回復させるという荒業もないことはないのです。なぁ〇芝。まぁ東〇のエース事業の売却というマイナスの施策は自殺行為としか思えませんが、きっと大企業の経営者には違う考えがあるのでしょう。
たぶん幸せになる算段が。
そしてみなるん、本当にかわいくてすいませんと謝られるほどのかわいさっぷりに毎度やられています。

あのコント、せめて1クールに一回はやってくれないかなぁ。はぁ!?大好きです。



2.今回のテーマは?


それでは、本題のコンテンツについてです。
財務会計第19回目のテーマは、「財務諸表から読み取ろう!(3)キャッシュフロー計算書⑧」です。

シリーズものとして、〆のホープフルSまでキャッシュフロー計算書にお付き合いくださいませ。
そう、実は今年、最後が有馬記念ではありません。
なので、なんとか28日のJRA最終日、ホープフルSまでには仕事を終わらせておきたいですね。
29日は東京大賞典、30日はKEIRINグランプリ、31日は東京2歳優駿牝馬と大勝負が続く年末が待っていますので、無事に年を越せるよう冬の賞与でホクホク顔のままキャッシュを増やしちゃいましょう!
有馬記念当日は例年と違って12レースあるみたいですし。

第1レースの発走時間が9:30と早いのでお気をつけて!いつもと違うリズムとなるのが年末に向かっての恒例ですので、あれ?月末〆のはずが25日〆に…と慌てないように、余裕を持って行動していきましょう。月末払いの月末とはいったい何日なのか、それが肝心ですよ!
資金繰りに狂いが生じないよう、取引先がいつから休みになるのか、今一度確認してみましょう。

中小企業診断士的財務会計としては、CMの後もまだまだ続くよと言わんばかりに繰り返しますが簿記的財務会計と違って、キャッシュフロー計算書を作れることはあまり重視せず、キャッシュフロー計算書で経営状態が分かることを重視します。
作れなくても、読めればいい、です。
プロレスに例えると、トップロープにのぼるも、何もしないでそのままジャンプしてリングに降りる、いわゆるドラゴンリングインです。
ファンの期待を裏切るような行動に思われがちですが、何度も繰り返していくうちに様式美として認定されましたからね。
まるでリック・フレアーがトップロープにのぼるとデットリードライブで必ず落とされるアレと同じです。
技を出さなくてもいい、無理して飛ばなくてもいい、盛り上がるのならば。リングに降りた瞬間にラリアットを食らうのもお約束です。えふ。
この連載はあくまでも、財務諸表のフリーキャッシュフロー計算書から読み取れる数字により、自社の経営状態を把握する、いわゆる経営分析に必要なパターンの説明となります。

はい。
「財務諸表から読み取ろう!(3)キャッシュフロー計算書」で説明する経営状態は8パターンとなります。

キャッシュフロー計算書
で、(3)キャッシュフロー計算書⑧として、ダウンサイジング型についてお話できればと思います。
8パターンのうち赤枠の部分ですね。
その構成要素である、キャッシュフロー計算書における、営業活動によるキャッシュフロー(以下、営業キャッシュフロー)、投資活動によるキャッシュフロー(以下、投資キャッシュフロー)、財務活動によるキャッシュフロー(以下、財務キャッシュフロー)を使って説明しますよ。


3.ダウンサイジング型とは?


ダウンサイジング型とは、その名の通り事業縮小を図っていると分析される形です。
キャッシュフロー的には、現在の事業で多少のキャッシュを生み出せているけど…ですね。

キャッシュ=お金なので、お金をたいして儲けられていないので、立て直しのためにまずは機械設備を売却したお金で借入金を返しとこ、みたいな状況ということになります。
1. 本業でのキャッシュの流れを示す営業キャッシュフロー:プラス
2. 企業の成長に必要な投資に関連する購入・売却によって生じたキャッシュの流れを示す投資キャッシュフロー:プラス
3. 銀行などの金融機関からの資金調達や発行での配当金支払などのキャッシュの流れを示す財務キャッシュフロー:マイナス

これはどういうことかというと、それぞれ、
1. 本業はいまいちでキャッシュをそれほど生み出せていないから、
2. 思い切って機械投資を売っぱらって借入金返済を優先しているので、
3. 借入金は減っているけど機械設備も減っている。

と解釈されます。今まさに事業を縮小している、この後の身の振り方が大変気になる企業が該当します。
本業ではさほどキャッシュを生み出せていないので、保有資産を売却して借入金の返済を重視して、借金も設備もなくなってこの後何するの?なパターンですね。うん、気になる。

与信管理においては、事業縮小を図った後の効果をしっかり確認するとともに、その後に何をやるのか計画されているのか、されているのならその計画の実効性を見極めたいところです。ゆえに、ダウンサイジング型となります。
このパターンだけカタカナなのは、事業縮小型と名付けるとマイナスイメージだからですかね?

借入金を返しているから投資キャッシュフローは事業検討型並みにマイナスとなりますが、営業キャッシュフローと投資キャッシュフローは事業転換型並みにちょっとだけプラスです。事業検討型と事業転換型のあいのこ、とも言えますか。
赤枠の左上の成長企業型と比較すると一目瞭然ですね。ということは、何とかして営業キャッシュフローをこのままプラスにしつつ、新規事業に投資すれば成長企業になるよ、です。しかし、事業をダウンサイジングしているということは、本業自体を変えてしまおうと考えていると思われます。

事業を検討しようとする前段階ってことですね。
借入金も減っていますから、営業キャッシュフローのプラスをどこまで保っていられるかが勝負となります。
もう機械設備を売却し始めているから、営業キャッシュフローを生み出す基盤がなくなりつつあるので時間との闘いです。
早めに新事業を検討できるようマーケティングの専門家に相談するなど、思い切った施策が必要かもしれません。

そうだ!さりな推そう!ではなく、そうだ!中小企業診断士に相談しよう! ですよ。

とはいえ、いずれにしても営業・投資・財務キャッシュフローそれぞれが連動しているため、総合的に判断することが重要となってきます。
ちなみに例であげている企業のキャッシュフローは、ダウンサイジングなど考えたこともない本業でキャッシュを生み出し続けている優良企業型です。素晴らしい。


キャッシュフロー計算書

4.では、ダウンサイジング型から脱出するためには?どうすればいい?


やはりですね、理想は優良企業型ですので、そこに行くための道しるべがないといけないと思うのです。
ダウンサイジング型→事業検討型→事業転換型→企業成長型→優良企業型。この流れになりますね。
となると、ここもやはり、3つのキャッシュフローのバランスを整えていくしかありません。つまり、

・営業キャッシュフローはプラスを伸ばす
・投資キャッシュフローはマイナスにする
・財務キャッシュフローはマイナスを保つ

今は事業縮小に全てを賭けているので、とにもかくにもさっさと新事業を検討して転換して成長していこうぜぇ!みたいな。
優先すべきは、目標としているところまで事業縮小して、借入金を可能な限り減らすことです。そして一気に事業転換型に持っていければ、営業キャッシュフローがプラスのままであるため、事業検討型を一度潜ることなく、企業が自由に使えるお金である、フリーキャッシュフローが増えていきます。

フリーキャッシュフローの計算方法はキャッシュフロー計算書上ではとてもシンプルなので、とにかくまずは借入金返済を終わらせてしまう、なのがダウンサイジング型の特徴です。身軽になっておけば新事業へ動きやすいですしね。
フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー+投資キャッシュフロー

そう。
事業を縮小するのは、事業の再建と同じくらい時間との闘いとなります。
借入金の返済が終わるのが先か、キャッシュが尽きるのが先か、時間に一刻の猶予もありません。
計画通りかつそれ以上のスピード感で縮小し切らないとキャッシュがどんどん消えていくのです。

再建計画と同じように、縮小計画も大事です。計画的に行わないと、営業キャッシュフローがあっという間にマイナスとなります。
必要な機械設備はギリギリまで保っていて、いざ売却となったときには一緒に新事業への設備投資をする勢いが必要です。

一刻も早く縮小計画を完遂するために、ダイナミックな売却をして、さっさと新事業へ移行しちゃいましょう。新事業へ行けるよ!となれば銀行は快く融資してくれますからね、明るい未来が見えるのですから。
明るい未来が見えません→手前で考えろ、とアントニオ猪木に冷たく突き放された棚橋状態とならない様に、縮小を急ぎましょう。
応援しています!

というわけで、ダウンサイジングって言葉はどことなくプラスのイメージがあるよなぁとカタカナの威力に関心しつつ、日本語でOKなものはなるべく日本語にしましょうよと意識高い系とお役所をけん制しつつ、そのまま廃業にいかないことを切に願いながら、次回もキャッシュフロー計算書の8つのパターンを順次ご説明しようと思います。
ここまでお読み頂き、誠にありがとう御座いました。


5.終わりの雑談


それはそうと、すっかり年の瀬を感じる競馬カレンダーとなりましたね。
昔はワールドスーパージョッキーズもあったなぁこの時期にと懐かしくもなりますが、阪神ジュベナイルフィリーズの週になると、ついに12月かぁと実感するのです。はい、チャンピオンズCを忘れていますね、ジャパンカップダートでもありません。
頭の中の競馬カレンダーが古いことこのうえなし。毎年バージョンアップしているつもりなのですが、中日新聞杯って3月じゃなかったっけ?とか、金鯱賞どこいった?とか混乱するときもあり。チャレンジCって何にチャレンジするんだ?とか。

いまだに中日新聞杯はマル父限定戦ってイメージもあり。
カブトヤマ記念が懐かしい。すでにマル父って単語も死語だと思われますが、マル外もあまり使われなくなったのは、それだけ強いマル外馬がいなくなってしまった、ということでしょう。
それはそれで寂しいなぁ、エルコンドルパサーやグラスワンダー、シーキングザパールにクロフネ、アグネスデジタルとかタイキシャトルという歴史的名馬の系譜が途絶えているのも。

それだけマル父というかサンデー系が強くなりすぎたのでしょうけど、本当のマル父である日本古来の血統にも頑張ってほしい今日この頃。
サクラバクシンオー系が無事につながることを祈っています。種牡馬ビッグアーサー成功しないかなぁ。

ちなみに馬券はロックディスタウンから2、3、4着馬に流す馬券でシウマイ。
完全に輸送失敗でしたね、あそこまで入れ込みで引っ掛かるとは。
まぁ今回はノーカウントで、トライアル前にクィーンCあたり使っていただけると面白いと思います。

それと対照的に勝ち馬は完璧なレースぶりでしたね。日本人騎手の中堅どころが頑張ってくれるのは本当に嬉しいです。
ここ数年で一気にブレイクした田辺騎手に続け!みたいな。そして堀厩舎の主戦まで上り詰められれば…。
お願いだから、下手打ってないのにすぐ外国人騎手に乗り替わるのは勘弁してください。せめて一度負けるまではコンビ継続でお願いいたします。
致し方なし。




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