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財務会計 財務諸表から読み取ろう!(3)キャッシュフロー計算書⑦

執筆者 森田昇 あさみコンサルティング 代表  森田 昇
中小企業診断士、情報セキュリティスペシャリスト。
長年のシステムエンジニアとしてのITキャリアと、数多くの転職経験を強みに
IT経営・人事コンサルティング業務や研修講師独立。
趣味はプロレス、競馬、AKBグループの生観戦。

1.事業の再建には新しい血も大事

キャッシュフロー

はい!
「IT目線で企業改革」を標榜する中小企業診断士、おー!壁!りんりんりん♪・森田昇です。
はい、りんりんです。いばらぎと打っても茨城と変換してくれる、昨今の親切な日本語変換システムに文句を忘れない茨城県民代表のチーム8メンバーですね。
イラスト上手のバラエティ適正あり、選抜にも選ばれることも増えてきた彼女ですが、まさか本体チームAのキャプテンになるとは…なんて恐ろしい子!近未来の選抜間違いなし。

総選挙ではまだ結果は出ていないですが、きっと来年はランクインするであろう出世ぶり、今後が楽しみですね。
チーム8の躍進も研究生の昇格も支店の兼任解除も素晴らしい今回の組閣、来年のチーム公演が本当に楽しみです。
ええぃ、公演いい加減当たれぇ!M・Kに捧ぐ公演観たい。

とまぁ、いかに先日まで卒業生ばかりでズタボロになっていた本体のチーム制度とはいえ、チーム8からのシャッフルや研究生の昇格といった手を使うとは、これはもう新しい血を入れて本体チームの再建に取り掛かるぞ、という意気込みだと評価されるでしょう。チーム制で売っているアイドルなのですから、新しい血との入れ替えも必要となるのですね。分野は異なれ企業組織にとっても、アイドルにとってのメンバーチェンジと同様もしくはそれ以上に、事業の再建には大胆な血の入れ替えも必要となるかもしれないのです。ということで、BtoB業態の中小企業の経営者層が事業の再建をするときに役立つキャッシュフロー計算書のコンテンツを数多くご提供していこうと思います。あ、事業の再建といいますと、中小企業ですとM&Aされるという手も考えられますね。買う方としては利益が出ているときに、その使い道としていいのですよね、赤字の企業を買収するのも。当然、買われる方の事業の再建に目途が立つことが前提となりますが、雇用も守れるし債務を背負うことがなくなるので、買う方買われる方どちらにもメリットありますよね。のれん代がえらいことにならなければ、ですが。わたくしも取締役時代に関わったことがあります。そのときはこちらの取引先が吹っ飛ぶという事情で断念しましたが、企業規模を大きく多角化していく方法の一つとしてはアリ、という印象を持ちました。そしてりんりん、「女芸人No.1決定戦 THE W」の1回戦突破おめでとう!2回戦以降は気にしなくてもOK、アイドルが1回戦突破したのは快挙ですからね。チームAを再びフラッグシップとして輝かせられる器だと確信しています。大好きです。



2.今回のテーマは?


それでは、本題のコンテンツについてです。
財務会計第18回目のテーマは、「財務諸表から読み取ろう!(3)キャッシュフロー計算書⑦」です。
シリーズものとして、〆の有馬記念までキャッシュフロー計算書にお付き合いくださいませ。
締め切りをぶっちして12月29日の東京大賞典までお付き合い願う可能性も否定できませんが、30日のKEIRINグランプリまでにはどうにか仕事仕舞いにしたいです。

今年は有馬記念がクリスマスイブと早いので、以降も各地で続く年末の大一番に向けてキャッシュは守り抜きましょう!年末年始は資金繰りの心配から離れてのんびり休みながら、新年の経営計画を練る時間にしたいですからね。月末払いは年明けでもいいのかしら?と軽く取引先に聞いてみるのもいいかもしれません。

そのままずるずる伸ばして1月10日まで粘れれば、あらびっくり入金と出金が同時に!という技を駆使したこともありますわたくし。てへっ。なので、円滑な資金繰りのためにも皆様、年末年始の支払い受け取り予定を早めに固めてしまいましょう。

中小企業診断士的財務会計としては、CM前後のやり取りのように繰り返しますが簿記的財務会計と違って、キャッシュフロー計算書を作れることはあまり重視せず、キャッシュフロー計算書で経営状態が分かることを重視します。
作れなくても、読めればいい、です。
プロレスに例えると、ジャーマンスープレックスでフォールドができなくても、投げっぱなしジャーマンができればいい、です。いわゆるプロフェッショナルレスリング略してプロレスなのだから、アマレスの延長線上でブリッジくらいできて当然と思われがちですが、それ以外の技で魅せればいいのです。ジャーマンスープレックスだって、ブリッジしないでそのまま後方に投げ捨てればいいじゃない、そのほうがダメージあるし、との思想ですね。
投げっぱなしジャーマンの創始者がアマレス実績抜群のスタイナー兄弟ってところがパラドックスみたいで面白いですが、経営は投げっぱなしにしてはまずいですよね。えふ。この連載はあくまでも、財務諸表のフリーキャッシュフロー計算書から読み取れる数字により、自社の経営状態を把握する、いわゆる経営分析に必要なパターンの説明となります。
はい。
「財務諸表から読み取ろう!(3)キャッシュフロー計算書」で説明する経営状態は8パターンとなります。

キャッシュフロー計算書
で、(3)キャッシュフロー計算書⑦として、事業再建型についてお話できればと思います。
8パターンのうち赤枠の部分ですね。
その構成要素である、キャッシュフロー計算書における、営業活動によるキャッシュフロー(以下、営業キャッシュフロー)、投資活動によるキャッシュフロー(以下、投資キャッシュフロー)、財務活動によるキャッシュフロー(以下、財務キャッシュフロー)を使って説明しますよ。


3.事業再建型とは?


事業再建型とは、その名の通り事業を再建していると分析される形です。キャッシュフロー的には、現在の事業ではキャッシュをさっぱり生み出せていない、ですね。キャッシュ=お金なので、お金を儲けられておらず、借入金で機械設備などに投資している状況ということになります。

1. 本業でのキャッシュの流れを示す営業キャッシュフロー:マイナス
2. 企業の成長に必要な投資に関連する購入・売却によって生じたキャッシュの流れを示す投資キャッシュフロー:マイナス
3. 銀行などの金融機関からの資金調達や発行での配当金支払などのキャッシュの流れを示す財務キャッシュフロー:プラス

これはどういうことかというと、それぞれ、
1. 本業はイケてなくキャッシュが生み出せていないから、
2. 借入金で投資を実施しているので、
3. 借入金が増加しまっくている。

と解釈されます。
今まさに事業を再建している、再建途上の企業が該当します。本業ではキャッシュを生み出せないので、事業再建のために借入金を導入して投資を実施し、雪だるま式に借金が増えているパターンですね。
うん、危険。与信管理においては、再建の効果が出るまでの業績や資金繰りの状況をきっちり確認するとともに、その再建計画が無理ないものなのか、実効性があるものなのかを把握したいところです。ゆえに、事業再建型となります。

借入金で投資するから投資キャッシュフローはマイナスになりますが、財務キャッシュフローは成長企業型並みにプラスです。

ここまで激しく財務キャッシュフローがプラスなのはこの事業再建型と成長企業型のみです。
赤枠の上の成長企業型と比較すると一目瞭然ですね。

ということは、何とかして営業キャッシュフローがプラスになれば成長企業になるよ、です。
しかし、事業を再建しているということは、本業では営業キャッシュフローはマイナスのままなので、どこまで持ちこたえられるかが勝負となります。
営業キャッシュフローのマイナスが資金繰りに影響しないように、早めの融資の申し込みなど、キャッシュの確保に奔走しなければなりません。

再建が上手くいくといい、そのための事業計画大丈夫?計画通りに進んでいるか、リスクは管理されているか、リスケは可能か、などなど。
しばらく胃が痛い状況が続くのを覚悟せねばなりません。タイトロープダンシングです。

とはいえ、いずれにしても営業・投資・財務キャッシュフローそれぞれが連動しているため、総合的に判断することが重要となってきます。
ちなみに例であげている企業のキャッシュフローは、事業の再建を考えることなく本業でキャッシュを生み出し続けている優良企業型です。
素晴らしい。


キャッシュフロー計算書

4.では、事業再建型から脱出するためには?どうすればいい?


やはりですね、理想は優良企業型ですので、そこに行くための道しるべがないといけないと思うのです。
事業再建型→企業成長型→優良企業型。この流れになりますね。
となると、ここもやはり、3つのキャッシュフローのバランスを整えていくしかありません。つまり、

・営業キャッシュフローをプラスにする
・投資キャッシュフローはこのままにする
・財務キャッシュフローをマイナスにする

今は再建計画に全てを賭けているので、とにもかくにも本業で儲けられるようにしてから、借入金をちゃっちゃか返していこうぜぇ!みたいな。
優先すべきは、キャッシュを生み出せていない現在の本業を軌道に乗せることです。
そうすれば営業キャッシュフローがプラスになるため、当面の危機を脱出でき、企業が自由に使えるお金である、フリーキャッシュフローが増えます。

フリーキャッシュフローの計算方法はキャッシュフロー計算書上ではとてもシンプルなので、とにかくまずはお金を作れるようになる、なのが事業再建型の特徴です。増やしとかないと借金返せませんからね。

フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー+投資キャッシュフロー

そう。
事業を再建するのは、時間との闘いとなります。借入金の返済に追い越されるのが先か、キャッシュ化が先か、時間はありません。
計画通りかつそれ以上のスピード感でいかないとキャッシュがどんどん消えていくのです。
インターネットバンキングの画面を見続けていても、何の前触れもなく0が9桁に増えることは、残念ながらありません。

宝くじにすがるのはプライベートのみ、事業で宝くじや賭博、株に頼ってはいけないのです。
一刻も早く事業計画を完遂するために、借金はできる限りして、さっさと再建しちゃいましょう。

再建できちゃえば銀行への返済は待ってもらえますからね、財務状態が良くなるのが分かるのだから。
とにもかくにも大事なのは営業キャッシュフローです、これを増やすために再建を急ぎましょう。応援しています!

というわけで、事業再建するなら早急な計画立てが大事ですよと当たり前のことを強調しつつ、計画通りに事業を進めるには第三者の視点が必要ですよ診断士ここにいますよとチラ見しつつ、M&Aもありですよ?と様々な方法を模索していただくとして、次回もキャッシュフロー計算書の8つのパターンを順次ご説明しようと思います。
ここまでお読み頂き、誠にありがとう御座いました。


5.終わりの雑談


それはそうと、ついに冬の中山開催となりましたね。
冬の中山といえばクリスマスの季節、クリスマスの季節といえば、そう、中山競馬場のクリスマスツリー点灯ですね。
最近だとプロジェクションマッピングやARといった最新技術を駆使して老若男女楽しめるイベントとなっているようです。

昔はクリスマスツリーくらいしかなくて、そこまで人は来なかったと聞いていますが、さすがJRAがやる気を出すと凄いことになりますな。
東京競馬場でもクリスマスイベントやらないかしら?と思うのですが、さすがに開催していない競馬場にそこまでの労力はかけないか…。
いやいや、夏の花火は開催外にやっているのだから、冬のイベントとしてもぜひと懇願。中山遠いし。
それと暮れの中京開催だけでも4週間に戻してほしいと切なる願い。有馬記念後の尾張S、ハッピーエンドC、ファイナルSと中京・中山・阪神競馬場の最終レースのゴロが好きだったのになぁ。今年はホープフルSのG1昇格祝いで28日を単独開催しますからレース名とかレース順とか変わるのでしょうけど、年末の風物詩は崩してほしくないですな。

なのでぜひ、中京開催を年末まで!尾張Sで終わりっす、とあるある早く言いたい~♪

ちなみに馬券はサウンドトゥルーから前残り競馬で玉砕。
まさかあそこまでスローになるとは…って、もう芝もダートもスローなのがスタンダードなのだから、それを見越して予想しましょうってことですよね。ぶぅ。最近は中山マイル戦も中山ダート1,200mもスローになるくらいなのだからねぇ、と。残る聖域は阪神1,400mか新潟直1,000かってところ。
しかし、ゴールドドリームはそんな前残りの流れも寄せ付けない素晴らしい決め手を発揮しましたね。

東京専用馬と決めつけて軽視してしまいましたが、まだ4歳で伸び代がたくさんあるので、来年も左回りのレースでは忘れずにマークしていきますか。右回りで惨敗はノーカウントで人気落ちればしめたもの。
それとムーアが乗る馬は人気でも人気薄でも気を付けましょう、との結論ですね。
どうせ前残りなら古川騎手20年ぶりのG1制覇を観たかったですが。致し方なし。




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