財務レバレッジ

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財務会計 財務諸表から読み取ろう!(2)レバレッジ①

執筆者 森田昇 あさみコンサルティング 代表  森田 昇
中小企業診断士、情報セキュリティスペシャリスト。
長年のシステムエンジニアとしてのITキャリアと、数多くの転職経験を強みに
IT経営・人事コンサルティング業務や研修講師独立。
趣味はプロレス、競馬、AKBグループの生観戦。

1.より高く飛ぶために、てこの原理を

財務会計

はい!
「IT目線で企業改革」を標榜する中小企業診断士、埼玉県からきました・森田昇です。
はい、小嶋さんではなくみーおんです。アイドルとしての完成度がデビュー時から高かったですが、これも子役出身というバックボーンからですかね。
推していて安心安全な気がするのも、高いプロ意識のなせる業、と。前回で、上昇気流に乗り推しモードへ突入したメンバーでも、だいたい一度は落ちる総選挙で名前をあげてしまいましたみーおん、残念ながら17位でした。
それまでは出世街道一直線でしたから、正直17位で名前を呼ばれたときは声が出ましたよ、うめき声が。
子役からうまくアイドルに転身できた見本として末永く活躍してもらうためにも、これはやはりいい助走期間だった、高く飛ぶには一度膝を深く折り曲げるんだ、といわんばかりのジャイアントキリング、来年やってくれることを期待しましょう!

まぁ正直な話、今でも何でランクを落としたのか分からんのですよ、次回ご紹介予定のこみはるもですが。
プラスの方向で考えると、これからさらなるステップアップするための修業期間、強敵が現れる新章突入の前触れ、かもしれません。てこの原理でより高く飛ぶためのタメ、バネは伸び切る前に一度収縮しますからね。

分野は異なれ企業組織にとってもアイドルにとってのタメとてこの原理と同様もしくはそれ以上に、違う次元のステージまで飛ぶにはタメを膨らませる、てこの原理が必要なのです。
ということで、BtoB業態の中小企業の経営者層もてこの原理を利用して異次元のランクアップができるようなコンテンツを数多くご提供していこうと思います。あ、てこの原理といえば、力点・視点・作用点ですが、フレミングの左手の法則とたまにごっちゃになりますよね?あちらは電流の向き・磁界の向き・力の向きですね。
だから何だ、と言われるかもしれませんが、理科系の科目から20年以上離れていると、あぁまだフレミング覚えているんだおれ、と左手で形を取りつつ必死に暗記した中学時代を思い出して感慨にふけるのです。

そしてみーおん、子役のときも今のアイドル姿も、ずっとファンですよ。このままアイドルの、AKBの王道を歩んでほしいと思う今日この頃。大好きです。



2.今回のテーマは?


それでは、本題のコンテンツについてです。
それでは、本題のコンテンツについてです。
財務会計第10回目のテーマは、「財務諸表から読み取ろう!(2)レバレッジ①」です。

シリーズものとして、(2)に入りました財務会計。とはいえレバレッジ、財務会計的には2つしかありません。
なので(2)は全2回で終了となり、(3)はキャッシュフロー計算書の読み方について長々と説明して2017年が終わる、みたいなスケジュールを考えています。
例えれば、修行回もしくはインターバル回、ですかね。

(1)は損益計算書・貸借対照表という強敵を闘うシリーズで、(2)はレバレッジという息抜き回、(3)はキャッシュフロー計算書という新章突入、と長期連載のマンガでいうと谷間のようなものですな。

ここで場面転換が入ったり、それまでの謎がちょっと解けたり、もしかしたら2年後に集合だ!と年齢を重ねるタイミングかもしれません。
幕の間、大事。学園ラブコメだと思ったら急に異世界に召喚されてファンタジーものに、などという急展開というか暴挙はいたしません。
はい。
「財務諸表から読み取ろう!(2)レバレッジ」で説明するのは、「財務レバレッジ」と「営業レバレッジ」の2つ。
中小企業診断士が最低限知っておかなければならない比率分析に用いる指標です。
で、(2)レバレッジ①として、今回は財務諸表から読み取れる比率分析の1つとして、財務レバレッジについてお話できればと思います。


3.財務レバレッジとは?


の前に、レバレッジとは何か?の話が最初ですよね。
レバレッジとは、最近だとFXでよく聞く単語だと思います。

FXでは、はじめに取引証券会社に自分のお金を証拠金として預け入れることで、証拠金の数倍~数百倍の金額で取引できるようになります。
これをレバレッジといいます。レバレッジとは、証拠金にかけるてこの原理でいう「てこ」のようなもので、少ない元手でも大きな取引ができるようになることを表しています。通常は、レバレッジ何倍、みたいにいいます。

少ない金額でもてこの原理によって多額の利益・損失につながる、それがレバレッジです。


貸借対照表
では、財務レバレッジですが、財務会計的にはですね、他人資本を使うことで自己資本に対する利益率を高めることを表します。
高める倍率のことを、レバレッジ何倍、みたいにいいます。ちょっとわかりにくいですね。

ええと、貸借対照表でいうと、自己資本って純資産、いわゆる資本金などですね。
で、他人資本というのは、いってしまえば借金です。他人から借りているお金すなわち他人の資本=他人資本。
貸借対照表でいうと流動負債と固定負債、いわゆる負債ですね。てこの原理と同じく、てこを使えば軽い錘で重い荷物を動かせるように、他人資本によるレバレッジを使えば、少ない自己資本で大きな資本を動かせるのです。

それが、財務レバレッジ。もっと簡単にいってしまうと、借金すればするほど資本コストが低下するので、企業価値が高まる!?といった感じ。前提として法人税がなければ、なんですがね。
詳しい計算方法を、第1回にも貼ってある貸借対照表の例を基に表します。
財務レバレッジは貸借対照表だけで計算できます。

財務レバレッジ=総資本(総負債+純資産)÷自己資本(純資産)(倍)。
高いほどレバレッジが効いていることに。レバレッジが効いている=少ない自己資本で利益を出せている証拠なので、これはもう嬉しいですよね。借金した甲斐がある、借金を有効活用しているということでもあり。
     貸借対照表の例では、
     62,390÷14,815=約4倍。実はモデル企業は年々流動負債が減ってきているので財務レバレッジは落ちているのですが、それでも業界と会社の規模的に、この数値はとても素晴らしいです。てこが働いていますね。

この指標、高ければ高いほどレバレッジが効いていると判断されます。
少ない元手でたくさん稼げているってことでもありますから、逆に多くの自己資本を使っているのに全然稼げない、なんてことでは困りますからね。
でも、財務レバレッジって借金があると高くなるだけで、無借金経営だと低くなるってことだよね?と突っ込まれると、場合にもよりますけれど、おおよそその通り、よくぞ見破った!になります。


貸借対照表

4.では、財務レバレッジの意味は?


財務レバレッジ、もう少し具体的に説明すると、
・企業の収益性を表すROE(株主資本利益率。純利益÷純資産)を計算する
・企業の収益性を表すROA(総資本利益率。純資産÷総資産)を計算する
・負債の返済利子率i(銀行の金利)を調べる

で、ROAがiを上回る限り、財務レバレッジよってROEの向上が可能、となります。

あえて有利子の負債を増やすことで、ROEの向上→投資家の期待度アップ→株価上昇→株主価値の向上を実現!難しいっ!

診断士が覚えるべき財務レバレッジの公式は、上記を含むと下記の通りなのです。
ROE=(1-t)×(ROE+(ROE-i)×D/E)

???

なので、財務レバレッジは、
・負債である借金を有効活用しているかどうかを、判断する指標の1つ。
くらいで理解して頂ければと思います。

そりゃ、無借金経営が一番健全なのは確かですからね。
企業の価値を高めるためには、負債・借金である他人資本を有効活用していきましょう、というのが財務レバレッジで言いたい結論なのですが、そもそも借金っていやん、と思う方が多いですよねぇ。

そこのマインドをちょっと変えていただければ、と。

そう。
今は空前の低金利時代、融資制度を上手く活用すれば1%未満で多額の資金を借りることもできます。これを有効活用して企業組織の成長を実現するために、様々な仮説に基づく事業計画が必要なのです。
元手を増やしてレバレッジを効かせて売上を増加させるべく、融資を恐れずに受けてみましょう。

無借金経営、これ大事。
でも企業組織の未来を開拓するためには、まずは事業拡大思考です。オープンユアマインド、マインドセット。
現状維持思考では衰退するのがオチなのです、経営危機に陥らないような融資を、個人補償を付けなくてもいい融資を、バランス考えてやっていきましょう。我々診断士も応援しますよ!

それと、多方面の金融機関からちょこちょこ融資を受けるのがいいと個人的には思っています。

何かあったときに追加融資を早く受けられるからです。得意先がトンだ、夜逃げした、などで多額の売掛金が回収できなくなり、急ぎの資金調達が必要な場合もあり得ます。そんなときに日ごろから金融機関とお付き合いがあると、話がはやいのです。
最速で一週間もかからずに資金調達ができた、という実績も。ですので、無借金に拘ることもいいことなのですが、もう少し柔軟に考えてほしい、と。で、そのためには、決して直近の数値に踊らされることはしないで、自社の経営状態をあるがまま把握してから、理想の数値に向けて一つ一つ問題を解決していく計画的段取りをしていきましょう。

というわけで、個人補償や抵当権付けるような借金はそりゃイヤですよねぇと同意しつつ、でもそうじゃない資金調達方法もありますから顧問税理士に一度相談してみては?と提案しつつ、次回もレバレッジな話をしていこうと思います。
ここまでお読み頂き、誠にありがとう御座いました。


5.終わりの雑談


それはそうと、ついに秋の東京開催が始まりましたね。毎日王冠が来ると、ついに秋も本番だなぁと思う競馬ファンの体内カレンダーで御座います。
G2の中のG1、毎年豪華メンバーが集う伝統のレースですね。
わたしも毎年、秋開催では毎日王冠と天皇賞(秋)とジャパンカップは、よほどのことがない限り生観戦に行く、行かせてくれ、頼むから家族の予定入れないで、と奥さんに土下座しています。
もちろん仕事も調整済。
ちなみに春開催はダービーがそうですが、今年は国家標準キャリアコンサルタント試験の受験日に重なり生観戦を断念…しかも試験に落ちるという残念ぶり。畜生。
まぁ夏試験でリバンジして無事に受かりましたがね。
なので、登録証が来次第、キャリアコンサルタントって肩書きを名乗れるようになりますので、きっとこの連載の自己紹介欄にも有資格が増えて…いるかも!?

ちなみに馬券はソウルスターリングから見せ場なく沈む体たらく。
ううむ、ハナに押し出されることは想定内だったはずですが、あそこまでスローペースのヨーイドンだと、東京競馬場におけるディープインパクト産駒の加速力・切れ味には勝てない、サドラーズウェルズ系では、ですね。
本番はもっと締まったペースになるでしょうけど、前哨戦でここまで負けた馬が巻き返せるか?という疑問もあり。
何でも牝馬が一頭しか出ていない混合戦では牝馬の勝率が悪い、それも最内枠だとほぼ勝てない、という統計もあるようで。
レース前に知っておきたい情報でしたが、天皇賞(秋)に向けて備忘録的に。
それにしてもディープインパクト産駒で固めれば当たるのか、というしょっちゅう感じる無力感に襲われながら、その後の京都大賞典も南武杯もスカッ、という3日間開催。いつもの光景ですね。致し方なし。




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