財務諸表・会計分析について

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財務会計 財務諸表から読み取ろう!(1)損益計算書・貸借対照表⑧

執筆者 森田昇 あさみコンサルティング 代表  森田 昇
中小企業診断士、情報セキュリティスペシャリスト。
長年のシステムエンジニアとしてのITキャリアと、数多くの転職経験を強みに
IT経営・人事コンサルティング業務や研修講師独立。
趣味はプロレス、競馬、AKBグループの生観戦。

1.債権は効率的に回収したいですね

財務会計

はい!
「IT目線で企業改革」を標榜する中小企業診断士、名古屋のスノーホワイト・森田昇です。はい、まさなです。
名古屋の一期生にしてお姉さん的存在がついに卒業公演(正式な卒業時期はもうちょい先みたいです)し、これで残る一期生はじゅりな一人となってしまいました。アイドルの寿命は短いようでやっぱり短い・・・よくよく考えると、中学卒業後に活動しても10年くらいなんですよね選手寿命。

フィギュアスケート並ですな、まさなも9年で卒業となりましたし。
いやしかし、卒業公演を映画館で観ましたが、さすがまさなといった天然ボケをこれでもか!とお見舞いされましたよ。
開演前の影アナで名前を言わずに終わらせ、数十秒後に付け足して場内爆笑。
じゅりなの良いこと言っているっぽい贈る言葉の最中に足がつって中断させる。
いよいよ最後、卒業の言葉のクライマックスで「9年間でやり切ったことは一つもありません!」と言い切り観客を呆然とさせる。
などなど。本当は「やり残したことは一つもありません!」だったようですが、余りにも強い口調で堂々と断言されたので、一瞬何がなにやらメンバーも突っ込めずに固まり。これぞ天然ってボケを今まで何度もかましてくれたまさなに、公演後は惜別の乾杯を友人とあげました。

そんなわけで、天然ボケはアイドルだとかわいい、面白い、愛おしいと唯一無二の個性認定ですみます。
が、これが企業組織の従業員ですと、バカか、アホか、やめてしまえと非難囂々、かもしれません。
特に営業ですと、人対人のお付き合いには天然成分が多少混ざっていても、むしろうまくいく可能性がありますが、契約だったり債権回収だったりもありますので、それはもう天然ボケは許されないのです。

分野は異なれ企業組織にとってもアイドルにとっての狙ったボケと同様もしくはそれ以上に、天然ボケは回避しなくてはならないわけですね。ということで、BtoB業態の中小企業の経営者層も契約に困らず債権回収をしっかりできるようなコンテンツを数多くご提供していこうと思います。
あ、債権回収といえば、皆さん中小企業倒産防止共済には加入していらっしゃいますか?取引先が倒産したなど債権回収が不可能となった場合にとても役に立つ共済ですので、ぜひ加入の検討を!森田のように取引先が倒産してから共済の存在を知った、では遅いのです。

まぁ第二第三の倒産先が現れたから有効活用できましたけど、だったら最初から使いたかったですよねぇ。
最初の売掛金が一番でかかったし。そしてまさな、今までお疲れ様でした。とても楽しい卒業公演でしたよ。

もっと泣けるもんだと思っていたのは内緒ですが、それもまた、まさならしい卒業公演だったかと。大好きです。



2.今回のテーマは?

それでは、本題のコンテンツについてです。
財務会計第4回目のテーマは、「財務諸表から読み取ろう!(1)損益計算書・貸借対照表⑧」です。

シリーズものとして、(1)の終盤戦に突入です財務会計。全体的には後半5分ってとこですかね。
しっかりディフェンスから入って、無駄な失点をしないようなサッカースタイルでお届けします。前半戦は堅い守ができた、かは分かりませんが、気分はそんな感じでおひとつ、はい。堅い守りって一般常識しか書かないこと?との不安は一掃、予定。ネタばかりも気をつけます。

例えれば、どこかで見たようなネタばかりのマンガにはならない、ですね。
最近はネットの発達も原因なのか、編集者の思考が似通っているのか、同じような内容のマンガが各誌で連載されちゃうことがありますからね。

読者受けするネタで、というのはマーケティング的には合っていても、差別化という意味では難しいものです。頼むから恋愛ものやスポーツものといったジャンル被りはやめてほしい、もっといえば、同じ雑誌内で野球マンガ連載中に野球マンガを新連載するのは本当に勘弁してください。
マンガ界のドミナント戦略ですかね?

そう、財務諸表はマンガ雑誌のジャンル分けと似たようなものです。

財務諸表にジャンル分けは必要ですが、財務諸表の解釈方法はあらゆるジャンルあり、なんなら同じジャンルの中でさらに細分化、同じ野球マンガでもこっちはピッチャーが主人公、あっちはキャッチャーが主人公もアリ、なのです。
中小企業診断士的財務会計としては、財務諸表で経営状態を分析しつつ、将来の事業計画の策定をしますからね。

解釈方法によっては双子のバッテリーが・・・?もちろん、そのときはお互いを補える関係性を構築する事業計画の策定支援、やりますよ!なので、今回の例えはよくわからないぞ、なんだ双子のバッテリーな財務諸表って、といった専門家からのご指摘は甘んじて受けますけれど、貸借対照表と損益計算書っていわば双子のバッテリー的関係ですよね?・・・はい、流してください。
と毎度の如く予防線を張り。この連載はあくまでも、財務諸表を中小企業診断士的目線で解釈して経営状態を把握する、いわゆる経営分析に必要な経営指標の説明となります。

はい。

「財務諸表から読み取ろう!(1)損益計算書・貸借対照表」で説明するのは、経営指標のうち12個。
中小企業診断士が最低限使いこなさねばいけない指標です。

経営指標

で、(1)損益計算書・貸借対照表⑧として、今回は財務諸表から読み取れる効率性のうち、売上債権の効率性についてお話できればと思います。
12個の指標のうち、効率性の赤枠の部分、売上債権回転率ですね。


3.効率性、売上債権回転率とは?


売上債権回転率は効率性を表す指標です。
効率性とは、自社の資本(今回は売上債権)を1年間の経営で、どれくらい有効活用していたのかを指し示すものですね。
で、売上債権回転率とは、その名の通り、売上債権という名の資本が効率的に活用されていたかを、その回転数で表すものです。
回転率といいつつ、これも回数。回転率は残念なことに、効率性はすべて回転率=回数なのです。ふぅ。

で、売上債権とは、商品やサービスを売り上げた際に対価として頂く、売掛金や受取手形といったあとでお金を貰える権利、まだ回収できていない売上の債権な資産のことです。
どの業界でも、売上債権は多ければ多いほど嬉しい・・・わけではありませんね。
ニコニコ現金払いで現金預金が常にある方がリスク少ないですからね、回収不可能といったリスクが。中小企業倒産防止共済、ぜひご検討を。

詳しい計算方法を、第1回にも貼ってある貸借対照表と損益計算書の例を基に表します。
効率性では貸借対照表BSと損益計算書PLの両方から求めますね。

売上債権回転率=売上高÷売上債権(売掛金+受取手形)(回)。
高いほど効率性は高い。回転数が高い=すぐに債権を回収し現金化できている証拠なので、これはもう嬉しいですよね。
すぐに現金化できない債権って、受取手形のように裏書譲渡できればまだいいのですが、それでも金額が大きいと仕入先に回すこともできないで割引せざるおえなくなることもあり。手形管理表は必須です。

     貸借対照表と損益計算書の例では、
     191,206÷4,283=44回、業界的に、売上債権の回収が年に44回って計算ですから、二週間ごとに回収できていることになりますね。
     手形取引が      ない会社とはいえ、素晴らしい数値で御座います。

この指標、高ければ高いほど効率性がよいって判断されます。
なんたって売上債権、いわゆる債権をすぐに回収できて現金化できるって、資金繰りに困ることはないってことですものね。

まぁ受取手形に関しては、実は割り引いてばかりで割引手数料がバカになってない、だと考えてしまいますが。
売掛金は買掛金支払いのスパンよりも長いか短いか?現金はホントに足りるのか?な資金繰り表とも照らし合わせて確認する必要がありますね。


貸借対照表

4.では、数値の原因は?どうすればいい?


売上債権回転率が高い低いの原因は、そもそも現金ニコニコ経営以外には下記が考えられますね。

・販売先の支払い遅延で、回収遅れ。
・販売先との決済条件が悪く、翌々月末払い。
・約束手形の決済期日が180日とか遠すぎて割引必須。

そんな原因の理由としてよくあるのは、取引先から売掛金が振り込まれないぞ、どうしたのかな、連絡しても電話に出ないぞ、もしかして・・・、取引先に行ってみるも、もの抜けのから、あかん夜逃げされた?なんてパターンは余りありませんね。

単にちょっと待ってくれ資金繰りが厳しいんだ、いやいやこっちだって厳しいんだ何とかしてくれの言い合い、ですね。

でもそんなことってよくあるの?と聞かれると、結構ありますよねぇ。決済条件が翌々々月10日ってことありましたもの実際。
そうなると仕入先の支払いを待って貰うのに一苦労、となります。資金繰り表ってホント大事です。

で。

一般的な解決策は、下記の3つ。

・売掛金の早期回収を実現し、現金に余裕のある資金繰りを!
・決済条件を見直し、現金に余裕のある資金繰りを!
・手形の裏書譲渡を駆使して、現金に余裕のある資金繰りを!


ううむ、あくまでも一般的な解決策ですが、これって会社同士の交渉も含むので厳しい感じです。
特に決済条件の見直しは難しいですものね、相手が自分よりも大企業であればなおさらです。
また、売掛金の早期回収もやれればやるところですけど、それで会社同士のお付き合いが悪化するかもしれないと思うと、ですよね。

なので、売上債権回転率の数字だけでも即時改善したい方は、

・資金繰り表と手形管理表を作って管理しよう!

ことは、絶対にやって!
仕入先への支払い期限<販売先からの回収期限、が一般的ですけれど、その差が大きければ大きいほど現金が必要となってきます。
黒字倒産の一つの原因でもあります。
その回収期限の差をどう埋めるのか、それが経営だ、です。経営者の一番の仕事は資金を調達することです。
営業に出かけたくても、書類と格闘したくても、お姉さんのいるお店に飲みに行きたくても、資金調達できねば我慢するしかありません。

いってしまえば資金調達する理由って、資金繰りのためです。
直近でどうしても案件取らないとまずい、そんな近々の問題がなければ、資金繰りをまず考えましょうよ。

そう。

効率性の改善には、その企業組織に必要な資金になり得る売上債権をどう扱うか、これを考えタイトロープでない資金繰りを実現するために、様々な仮説に基づく施策が必要なのです。資金繰り表と手形管理表を駆使して、預金口座にお金が全然ないという状態を回避すべく、まずはお金の流れを把握していきましょう。
現状把握、これ大事。未来への投資のためにも、まずは現状分析です。
SWOT分析もやっちゃいましょう!診断士のターンだ!

未来への投資を考える前に、まず現状分析ですよ。いつまでも何となく何とかなりそうな資金繰りと資金調達では、効率的にも経営戦略的にもどうかな?と思ってしまうことがあるかもしれませんので、決して直近の数値に踊らされることはしないで、自社の経営状態をあるがまま把握してから、理想の数値に向けて一つ一つ問題を解決していく計画的段取りをしていきましょう。

というわけで、本当に資金繰りが大丈夫かまず現状把握をしてくださいとキッパリ言い切りつつ、ファクタリングって手もあるけど手数料がねぇとボヤキつつ、次回も経営指標の効率性について説明しようと思います。

ここまでお読み頂き、誠にありがとう御座いました。


5.終わりの雑談


それはそうと、いよいよトライアルも佳境に入りダービー馬も復帰しましたね。
今年の3歳牡馬はレベル的にどうかとか、ダービー上位馬が順調さを欠いていたり故障したりで層が薄いとか、北海道や中山の長距離戦を強い勝ち方した上がり馬がいないとか、まぁいろいろ言われていますがダービー馬にはそんなことないよ!ってところを見せて貰いたいですよね。
ここ数年のダービー馬は古馬になってからなかなか勝てないことが多いので、とにかく無事に。本当に無事に。
役者が揃わないと競馬は楽しくないですから。頼むから大相撲のように3横綱欠場、みたいにならないでほしいです。切に祈ります。

フランス遠征中のサトノダイヤモンドも、帯同馬のサトノノブレス共々とにかく無事に凱旋門賞を戦って帰ってきてください。
凱旋門賞当日は晴れるといいなぁ、雨で重馬場だけは勘弁して欲しいなぁ。サトノノブレスが勝っちゃったりしないかなぁ。
日本中が微妙な空気になるのもまたよし、馬券買おう。

ちなみに馬券はレイデオロから手堅く。
1、2、3番人気で決まるというガチガチ決着でしたが、当たったからまぁよし。
贅沢は敵だ、欲しがりません勝つまでは。それにしても、やはりダービー馬は強い、そう思わせる勝ちっぷりでした。

スッと先行できて、動きたいときに自分から動ける自在性と操縦性の高さは武器ですね。
これならジャパンカップで対戦するであろうキタサンブラックの逃げにも直後に付けられそうで、去年の有馬記念でのサトノダイヤモンド的競馬ができそう。
今から楽しみですが、菊花賞が薄くなるよなぁダービー馬出ないと。

距離適正云々もありますが、これで3年連続ダービー馬は菊花賞にでないのか、と。致し方なし。




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