財務諸表・会計分析について

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財務会計 財務諸表から読み取ろう!(1)損益計算書・貸借対照表④

執筆者 森田昇 あさみコンサルティング 代表  森田 昇
中小企業診断士、情報セキュリティスペシャリスト。
長年のシステムエンジニアとしてのITキャリアと、数多くの転職経験を強みに
IT経営・人事コンサルティング業務や研修講師独立。
趣味はプロレス、競馬、AKBグループの生観戦。

1.安全な組織には生え抜きの幹部が必要

財務会計

はい!
「IT目線で企業改革」を標榜する中小企業診断士、いつでも元気に、スマイルフォーユー・森田昇です。
はい、じゅりです。本体生え抜きの重要人物として、選抜入りも不思議なく人気も高止まりで安定してきましたね。

次期総監督候補といわれているリーダーシップと視野の広さ、そして何といってもアイドルとしての生真面目さが素晴らしいです。
研究生当時は目が死んでいることで注目を集めましたが、ところがどっこい、内に秘めた思いは熱く激しかった、という結果がここ数年の活躍で証明できたと思います。
まだまだ若い12期生、これからも期待大ですね。
そうそう、12期生って個性豊かであると同時に、仲の良さが目立ちますよね。チームやユニットとしても応援しているDD(誰でも大好きグループ推し)としては、メンバーが仲良くキャッキャウフフしているだけでホッコリするのです。

ハピネスで落とすオチ、最高です。ハーピーネスッ、ハーピーネスッ!

とまぁ、じゅりやなぁちゃんが安定勢力になってきたとはいえ、まだまだ他グループばかり目立つ結果となっている総選挙、やはり純粋な本体メンバーが上位に来ないとグループも伸びなくなるのです。
分野は異なれ企業組織にとってもアイドルと同様もしくはそれ以上に、自社の経営理念を体現化できる生え抜き幹部候補が必要なわけですね。
人は金なり、資本なり。
いくらドラフトで即戦力を取ってくるから!他のグループから持ってくるから!と言っても、某大T家具のようにそれまでの経営理念をかなぐり捨てて大苦戦したり、また内部昇格もなければ従業員の士気にかかわったりするのです。
って、実際に今年の決算アカンかも…。

不適切な表現で申し訳御座いません。えふふ。

ということで、BtoB業態の中小企業の経営者層も人の資本構造改善として生え抜き幹部候補を育成したくなるコンテンツを数多くご提供していこうと思います。

あ、生え抜き幹部候補といえば、ここ最近、大企業でもトップを身内から内部昇格させることが増えていますね。
儲け優先株主優先で短期的な視点での経営はしないだろうってことでしょうけど、一番はその企業組織の経営理念にいい意味で染まっているトップのほうが、企業組織の持っている強みを発揮できるのでは?との思いかと。
そしてじゅり、目が死んでいたのもあなたの強みですよ!もちろん、生き生きしているあなたも素敵、大好きです。



2.今回のテーマは?

それでは、本題のコンテンツについてです。 財務会計第4回目のテーマは、「財務諸表から読み取ろう!(1)損益計算書・貸借対照表④」です。

シリーズものとして、しばらくの間財務会計にお付き合いしてくださいませ。しばらくを積み重ねる所業、連載回数が増やせていいぞ財務会計…まさに悪魔的連載…ざわざわ。えぇ、連載って一つのことに対して、文章の型を作って内容を小出しにしていけば何回でも書ける、と言われますからね。
週刊連載のマンガでよくある手法ですが、あれは引き伸ばしだけの理由ではないのです、週刊連載ならではの必要悪なのです。
だって、その型を作るのに大苦戦するのですからね、えぇ。財務会計もなかなか手ごわいですよ、自己解釈の余地が少ない、学問としてすでに決まっていることばかりですし。

とはいえ、財務諸表を作ることはその方法が決まっていますが、財務諸表を読むことは解釈の仕方が無数にある、です。
中小企業診断士的財務会計としては、財務諸表をどう読むかを重視しますからね。

財務諸表の作成自体は、弥生会計だの勘定奉行だのの専門ソフトに任せて、と。
中小企業診断士が企業組織の財務諸表を分析しなければならない理由は、現在の経営状態を把握するとともに、未来に向けての経営計画立案の一助にするため、というところにあるのです。
これって簿記的にどうなのよ?といった専門家からのご指摘は勘弁してください、と毎回のように予防線を張り。

この連載はあくまでも、財務諸表から読み取れる数字を拠り所に経営状態を把握する、いわゆる経営分析に必要な経営指標の説明となります。
はい。
「財務諸表から読み取ろう!(1)損益計算書・貸借対照表」で説明するのは、経営指標のうち12個。
中小企業診断士試験の財務会計で覚えないといけない指標です。

経営指標

で、(1)損益計算書・貸借対照表④として、今回は財務諸表から読み取れる安全性のうち、資本構造についてお話できればと思います。
12個の指標のうち、赤枠の部分、負債比率と自己資本比率ですね。


3.資本構造、負債比率と自己資本比率とは?


負債比率、自己資本比率ともに資本構造を表す指標です。
どちらも中長期の安全性を分析するときに使うもので、その名の通り、負債比率は負債の比率を、自己資本比率は自己資本の比率を見るわけで、相反関係にあります。

負債は少ないほどいい、自己資本は多いにこしたことはない、というのが世間での普通の考えでありますね。
それは安全性だけを考えると決して間違えではないのですが、収益性まで考慮すると、実はそうでもないのです。
行き過ぎはプラスの指標でも良くない部分がある、と。この財務レバレッジの件は別途そのうち。

双方の詳しい計算方法を、第1回にも貼ってある貸借対照表の例を基に表します。

負債比率=総負債÷自己資本(%)。
小さいほどよい、目指せ100%未満。それ以上だとパッと見、負債が返済できるのか金融機関に怪しく思われるので注意ですな。

     貸借対照表の例では、
(9,245+38,330)÷14,815=321%、ひゃー!長期借入金多いぃ!

自己資本比率=自己資本÷総資産(%)
大きいほどよい、こちらは目指せ30%以上。50%超えだと超安全だと金融機関もお墨付き、のはず。
20%切っているとイヤンバカンそこはアレ。

     貸借対照表の例では、
     14.815÷62,390=24%、もうちょい欲しいですな。

この2つの指標、反比例するので、あっちが悪けりゃこっちは良い、となる傾向が強いです。
まぁ例の貸借対照表、現金経営でとにかく現金・預金を持っていよう、が経営コンセプトの一つなので、総負債と比較すると自己資本がかなり少ないってゆーのもあるのですが、数値だけ見るとビックリするわけです。
負債比率と自己資本比率どっちも良くないですし。

なので、財務諸表は過去3期分できれば5期分はまとめて計算して、それぞれの指標を見比べたいですね。

悪化傾向なのか、改善傾向なのかでその企業組織の経営状態の見え方がガラッと変わるので。
ほら、上昇傾向のアイドルって何か応援したくなるじゃないですか。いわゆる勝ち馬に乗る、ですよ。
坂道グループにファンが流れる一因でもあります。乃木も欅も大好きというDD(デューデリジェンス:企業買収時の価値調査)の鏡なわたしです。えふ。


貸借対照表

4.では、数値の原因は?どうすればいい?


負債比率と自己資本比率、それぞれ高い低いの原因は、下記が考えられますね。

・借入金が増えた。
・とにかく借入金が増えた。
・利益剰余金として積み立てられる儲けがない。

そんな原因の理由としてよくあるのは、設備投資するのに長期借入金をたくさん借りちゃった、そのために資本金取り崩しはじめちゃった、あれれ?投資したのに儲けが出ないぞ、運転資金も足りなくなったし短期借入金を調達しなきゃ!などですね。泥沼状態?

注意しないといけないのが、自己資本って増やすのに時間がかかることですね。
融資や借り入れといった返済の義務がある他人資本は負債ですから、自己資本は増えません。

地道に毎年の決算で黒字となり、利益剰余金を積み立てる儲けを捻りだすか、誰かに出資してもらうしか増やす方法はないのです。
借入金に依存している経営は危険信号点灯カラータイマー点滅状態なのです。

借入金返済だけで毎月四苦八苦すると白髪が増えてしまいますよ、わたしのように。
で。
一般的な解決策は、下記の3つ。

・返済することで、借入金を地味に減らしていく!
・利益を出していき、自己資本を地味に増やしていく!
・出資者を募り、企業体力を地道に付けていく!

ううむ、あくまでも一般的な解決策ですが、固定長期適合率と同様、すべて地味かつ地道ですな。
さすが中長期安全性、資本構造をいきなり改善、は難易度高いなぁ。
株式売り払って買収されよう、そしたら自己資本増えまくりよ、とは言えないし。

なので、負債比率や自己資本比率の数字だけでもパパっと改善したい方は、

・設備投資は控えて借り入れもしない!

ことは考えないで!
設備投資には、設備の更新という意味合いもあります。
旧設備では生産性が低いままでも、新設備に更新するだけで生産性5%アップ!ということがあり得ます。
経営力向上計画、使えますよ!よく分からない方は森田まで連絡を!また、借り入れをしないとなると、いざというとき金融機関から融資を受けることが難しくなります。

いつもお付き合いしているからこそ、金融機関も快く事業資金を貸してくれるのです、久しぶりの再会や初めてのお付き合いだと、審査にえらい時間かかるので資金繰りが苦しい時に間に合わない可能性も否定できませぬ。

そう。
負債比率や自己資本比率は、そこまで気にしなくてもいいのです、地味に返して増やしていけば。
大事なのは、何期にも渡って改善傾向であることなのです。
自己資本も同じです、地味に増やしていけばいいです。急に増やそうとすると経営に歪みが表れることもあるでしょう。

なんといっても中長期安全性ですから。負債が大きくても、資金繰りに影響なく無理のない返済ができていれば、急いで改善することはないのです。

決して数値に踊らされることはしないで、自社の経営状態をあるがまま把握してから、理想の数値に向けて一つ一つ問題を解決していく計画的段取りをしていきましょう。

というわけで、負債比率が100%超えていても何てことはない、夜はぐっすり眠りましょうと抱き締めつつ、それが数年改善されないどころか悪化しているなら夜も徹して打ち合わせしましょう眠らせないぞっと人差し指で額を小突きつつ、次回は経営指標の収益性について説明しようと思います。
ここまでお読み頂き、誠にありがとう御座いました。


5.終わりの雑談


それはそうと、ワールドオールスタージョッキーズがありましたね。
開催が札幌の地になって3年目、夏の風物詩の一つとして定着した感があると共に、オセアニア地区のトップ騎手が観られる貴重な場ともなりましたね。

冬の阪神開催時のワールドスーパースタージョッキーズと違って、ヨーロッパ競馬がシーズンインのため今までよく観たあっちの一流騎手が来にくくなった面もありますが、その代わりに今まで知らなかった地区の騎手たちが観られるのですから、これはこれでありだと思うのです。
ほら、ヨーロッパ出身という意味ではデムーロとルメールがいるのですし。
馬よりも騎手の力がクローズアップされる数少ないこのシリーズ、各騎手の勝利への執念を感じることができてレース観るのが本当に楽しいのですが、予想がとにかく難しい…マジで当てるの無理!特に最終戦。
毎年のことですけど難解過ぎぃ。ま、それはそれとして、ダシルヴァ騎手、優勝おめでとう!

ちなみに馬券はナックビーナスから1着3着、2着3着の悲劇。
ワイドで買っておけばよかったかぁ。
それにしてもエポワスは北海道走りますね、毎年1回は勝って帰るような9歳馬、来年もその雄姿を観られるといいなぁと思う年齢ですが、まだまだ頑張って来年はアサカディフィートの最年長重賞勝利記録に並んで欲しいですね。

ひょっとしたらスプリンターズSでも激走あるかもと注意しておこうかしら?と思ったり思わなかったりバウンダリー。致し方なし。




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